オンライン学習か授業か

オンライン学習なのかオンライン授業なのか、用語はまちまちでメディアも統一していないようだ。かつては学習が主流だったが、大学などの利用の仕方は授業だろう。オンラインで講義を配信するという意味合いが強いからであるが、小中学校ではどうだろうか。対面授業をそのままオンラインで配信するならオンライン授業だが、あまり効果的ではない、もっとオンラインならではの使い方はないのか、という問いもある。一方、オンラインで授業をやっても、せいぜい15分程度ではないか、その後の30分くらいは自主学習やグループ活動とすればオンライン学習のほうが、用語としては納得しやすいのではないか、という考えもある。昔、CAIとCALの議論があった。Computer Assisted Instructionか Learningの違いであるが、Iのほうは教える、指示するという方向が強く、Lは子供が学ぶ、学習するので、背景が教員主導なのか子供主体なのかという授業観を反映している、という議論であった。実際は、CAIもCALも両方使われている。オンラインの場合はどうなるだろうか。最近はオンライン授業のほうが見かける頻度が高いような気がするが、この場合は双方向のリアルタイムの授業を意味しているようで、ビデオオンデマンドのように映像付きの授業を視聴する場合をオンライン学習と呼んでいるような印象を受ける。自分の場合は、リアルタイムの場合は、同期型オンライン学習(授業)、オンデマンドのようなリアルタイムでない場合を、非同期型オンライン学習(授業)と呼んでいるが、一般に普及しているわけではない。文部科学省ではたぶん用語を定義していると思うが、まだ読んでいない。いつもながら不勉強の文字が頭をよぎる。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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