五輪の閉会式

昨日は日曜日、というより、東京五輪の閉会式の日だった。そうか、閉会式なのか、と昨日の朝、知った。東京はもちろん、日本中が、世界中が、五輪の開催にむけて、賛否両論を展開してきたが、無事に終わって良かった、テロもなく、数々の感動のドラマをお茶の間に届けてくれた、アスリート、大会関係者、そして表には出ないが陰で支えてくれた多くの人たちに、平凡だが、一市民としてお礼を言いたい。アスリート達から感動をもらう、元気をもらう、生きる力をもらう、と言うが、数々の競技をテレビ観戦して、本当にその通りだった。この世は、不条理だと、昨日のブログで書いた、が、まんざら捨てたものではない、まだまだ大丈夫、生きていれば、仕事をして生きがいを感じる時、家族で歓談して幸せを感じる時、スポーツで汗を流して爽快な気持ちになる時、テレビドラマを観て感動する時など、多くの喜びの時が待っている。競技を見て、手に汗を握って日本の選手を応援したが、終わってみたら、選手たちが国を超え、肌の色を超え、メダルの色を超え、共に全力を出し切ったことへの喜びを共有している姿は、まぶしくも美しかった。本当に開催して良かったのだ。満身創痍のような状況で、非難が渦巻く中で、開催を決定するのは、覚悟が要る。批判は誰でもできるが、実行は、責任を取るという覚悟を決めた人でなければ、できないからである。先に書いたように、8月は戦争の惨禍とそこから抜け出して未来に出発する月である。今、平和の有難さを感じ、五輪から幸せのドラマをもらい、日本人で良かった、と思う。今日の朝刊に、こんな句があった。全員がマスクをしていて全員がしあわせになるドラマを観たい(関根裕治)、今、そのドラマを観ている。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。