研究と仕事

昨日は、仕事の事でいろいろあったが、仕事とはこのようなものだろう。行き違いや考え方のすれ違いや、それぞれの顔が違うように、違うのが当たり前なので、難しいのである。所属する団体は、企画や事業の進捗状況は順調なので、平穏無事かというと、徐々に、いろいろな課題が出てくる、それが仕事の性格なのかもしれない。うーん、と頭をひねる、実質的にはスタッフが仕事を遂行するが、一応形式的には代表なので、自分の立場で眺めると、いろいろな問題が目に入ってくる。ブログでは内容は書けないが、どこにでもある困りごとで、問題は、これに、どう対応するか、である。菅総理などは、コロナへの対応、五輪の開催、秋の総選挙など、一般人が見ていても、同情したくなるほど、問題が山積して、すべてうまくいくとは到底思えないが、放り出すことはできない。外野は、五輪を止めてしまえ、能力がないからだ、と言いたいことを言えるが、当事者は、成し遂げなければならない、そこが、大きな違いである。だが、その対応を、どう捉えるかである。新聞で、面白い記事を読んだ、映画だが、日本のプロ野球監督は、野球は遊びじゃない、仕事だ、と言って、選手を叱咤激励する。それを聞いたアメリカの選手は、子供の頃、仕事と思って野球をしたか、と反論する。深刻に考えるのか、楽しく考えるのか、の違いが面白い。この記事を読んで、その通りで、研究などは、あれは趣味であって、研究で悩むとか、難しいとか、それは素人だと、自分もよく言っていた。研究以外の仕事も同じで、どんなことにも、面白いことがある、ワクワクすることがある、同じするなら、深刻な顔ではなく、笑顔で引き受けたい、すると、良いアイデアが浮かんでくる。それは、研究とまったく同じである。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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