今は土曜日の夕方、いつものように南側の窓から空を眺めている。朝はきれいな青空だったが、今は白い雲のまだら模様で曇り空になった。スマホで天気を調べると、最高温度が30度という真夏そのものであった。午前中は自分の仕事をし、お昼に、お墓参り午後はスポーツジムで、先ほど帰って来たばかりである。こんな風にして1日が過ぎていくのかと思いながら、パソコン画面に向かっていると、瞼が下がって先ほどはっと目が覚めた。スポーツジムにサウナがあって、プールから上がった体がサウナの熱気でじっとりと汗が出た。帰宅して冷たい飲み物と果物で喉を潤すと、ドッと疲れが出たようで居眠りをしたのだろう。お墓参りも運動も、生活する上では大切なことだ。午前中はある出版社の企画で自分が監修を頼まれていたので、その原稿を書いていた。もちろん自分の本分なので仕事というよりも楽しい時間であっという間だった。原稿の推敲は明日にしてなどと考えている。実は今日は、もっと嬉しいことがあった。このブログでも何度か内緒にしておくと書いていたが、そのことである。子供の宝物探しのような、大人のへそくりで好きなものを買ったような、思わせぶりのようなことである。正直に白状するのは少し勇気がいるが、自作出版である。原稿の内容や表紙まですべて自分が制作して出版するのである。しかも無料で出版できるというから、そんな好都合の話はないだろうと思っていたが、今日現実に自作した新刊本が自宅に届いた。Amazonを通して注文した。もう白状してしまったので、少しだけ広報しておきたい。タイトルは「平凡に生きる」である。ペーパーバックという紙の本で208ページで価格は税込みで1320円である。少し弁解しておきたいが、定価は1200円で10%の税金がかかるのでこの値段になった。150円ぐらい下げようと思ったら、Amazonの規格があって、この価格だと売れた分だけ赤字になる。というものの自分は初めての経験だったので、ハラハラドキドキそして今日はワクワクした。もちろんこれまでも何冊も出版しているが、表紙も体裁もすべて出版社が行っている。今回はすべて自作である。出来栄えはどうなのか、注文してくれる人がいるのか、自分には分からないが、このブログの読者に一言お断りしておきたい。このブログをかなり引用しているからである。自分が書いているから問題はないのだが、どこか自責の念があって、これまで白状することができなかった。ただ自分はこのタイトルの「平凡に生きる」ことは、もちろん気に入っており、ブログで言いたいことは、この言葉に集約されるのではないかと思っている。出版社を通すと在庫を抱えて大変ご迷惑をかける。その心配がないだけありがたい。注文があった冊数だけAmazonが出版するシステムだからである。今年に入ってずっとこの原稿書きにかかっていた。文脈は離れるが新聞に、ことの外仕事捗(はかど)る日永かな(工藤良丕)の句があった。日永は、今の季節のように日が長いという意味の春の季語らしい。言われてみれば、春の陽気と日の長さに背中を押されて、原稿を書いたのだろうと思う。自分が手に取った時の感触は、我が子が生まれたような感じで、何度も笑みがこぼれた。歳をとっても楽しいことはいっぱいある。
