今日は土曜日の夕方、南側の窓から見る空はまだ明るい。だいぶ日が長くなったのか、文字通りの空色で雲ひとつ見えない。北陸地方や大雪が降り続く地方の皆さんには誠に恐縮だが、こちらはこのような晴天で神は不公平だと思っている。土曜日は、今日というより今週や数日間を振り返ることにしているが、忙しい週だった。年齢と共に、忙しいという言葉はありがたいと置き換えてもほぼ間違いはないのだが、そこに楽しむという文字が加わるのが重要なのだ。当たり前だが、仕事がいくら忙しくても楽しくなければ、それは苦痛以外の何物でもなく我慢する忙しさなので、年をとるとそこから逃げだしたくなる。若いうちは馬力があるからそれでも立ち向かっていけるが、その気力が弱ってくる。幸い今週のイベントは楽しい仕事だったので、まあ趣味のようなものだろう。趣味と書いてしまうと語弊があるので、どんなイベントかはブログには書かない。何度もブログで書くように、土日はスポーツジムに通っている。今日はいつもより参加人数が多かった。それは明日の日曜日から木曜日までメンテナンス休館のせいだろう。老いも若きも、体を動かして自分の体のメンテナンスもしたいからだ。自分は下手なゴルフのクラブを振って、その後プールで泳ぎ、帰宅して庭から家内がグレープフルーツを取ってきているのでビタミンCを補給し、短い時間だがやっておきたい資料を作成し、そして今ブログを書いている。資料作りは、自分にとって最も楽しい仕事なのだ。今日の午前中は、かかりつけのクリニックに行って、血液検査の結果を聞き、常備薬をもらってきて、その後資料作りに夢中になった。夢中になること、それが楽しむことの意味である。昨日は別の県に行ったので、丸一日そこで仕事をしたのだが、先ほど書いたように、それは自分にとって趣味のようなものであって、仕事という概念は当てはまらない。そしてシンポジウムで、自分が参加者の皆さんに、学びとは楽しむこと、エンゲージメントだと言ったので、無意識的にこの言葉が、このブログで出たのだろう。それが良かったのか悪かったのか、議論の内容に合っていたのか外れていたのか、自分にはわからない。シンポジウムの直前まで、そんな言葉を言うつもりはまるでなかったのだが、会場の雰囲気や状況が、自分にそう言わしめたのだろう。文脈は離れるが新聞に、一番と二番の歌詞をごちゃまぜに唄ったような子育ての日々(田巻由美子)の句があった。子育ての本はいっぱいあって、何が正解なのかわからないが、なんとなく半分合って半分合っていないような、そんな日々を送っているのだろう。それは子育てに限らない。自分も、これでいいのか間違っているのか、前に進んでいいのか立ち止まって考えていいのか、絶えず迷っている。多分ほとんどの人は同じだろう。自信満々で仕事をする人も発言する人もあまりおらず、自信半分不安半分がちょうど良いところだろう。楽しい仕事はそのことが自覚できない。だから他人から見ればどう見えるのか分からないが、それで良いのだ。他人のことを気にすれば、夢中になることはできない、仕事を楽しむこともできない、生きていることすら楽しめない。だとすれば凡人は、世間をあまり気にせず、楽しいことを追いかけて日々を暮らせばよいだろう。
