今は火曜日の夕方、窓から見る外は久しぶりの雨が降って、心が落ち着く。もう何日振りだろうか、夏空の照りつけるような季節外れの天気が、ようやくこの季節にふさわしくなった。まだ梅雨は来ないようだが、いずれ梅雨の季節を迎えるだろう。雨が降らなければ農家は大変な痛手となり、一般市民も野菜が値上がりしたりするので、誰もが困ることなのだ。春夏秋冬、自然のまにまに世の中が過ぎていけば、平穏なのである。しかし自然のままに行かないのが、またこの世の中でもあるので、最近我が身にも小さいことだが、信じられないようなことが起きてきた。外出して帰宅してみたらズボンにペンキがついていた。ペンキのあるようなところに行ったこともないのに、なぜだろうか。昨日学校で講演をするので、会場でパソコンをプロジェクターを接続したら、なぜか画面にマウスポインターが見えなくなった。こんなことは初めてだったので焦った。数日前、腕に傷ができて血が出ていた。すぐに処置をしたが、全く記憶がないのだ。俺は認知症になったのかと、自分だけでなく誰でも悪いことを予感するだろう。ここ1週間ぐらい、我が身に病気とか怪我とか事故とか不吉なことが起きる前兆なのだろうかと思っていた。だから今日は一日中雨降りで、午後は書斎で過ごすしかない、少し憂鬱な日になるのかと思っていた。ただ午前中は学校訪問をするので、いつもは車で出かけるところを、何故か今日は雨の中を傘を差して歩いて行こうと思った。久しぶりの雨だから、そんなに遠くもないのだからと、ふと思ったのだろう。歩いてみると、雨降りのためか目抜き通りは車で大渋滞していた。帰宅して書斎に向かっていると、次々とメールが入ってきて、不幸な予感はすっかり忘れてしまった。公開ブログなので私的なことは書かないが、自分にとっては嬉しい知らせがいくつかあった。なんだ不幸の前兆ではないのか、自分で勝手にそう思っていただけなのかと思うと、つまらぬことでくよくよしている自分が馬鹿々々しくなった。とは言うものの、現実世界には本当に厳しくて、もがいている人もいるようだ。新聞に、夫の句に夫の苦悩や栗の花(松養花子)の句があった。申し訳ない、この人の苦悩は自分はわからないが、ただただ、この先きっと解決すると言いたい自分がいる。たぶんそれはこの人にとって気休めにすぎないだろうが、このご主人も奥さんにすべて話せば、苦しさも半減するだろう。いやもうその時点で解決に向かっていると自分には思える。一歩踏み出せば必ず飛躍につながる、楽天的だと言われるかもしれないが、これまでの長い経験でそう思う。
