団体役員

今は日曜日の夕方で、書斎の窓から見る空は多少の青空はあるがほとんどが曇りで、今夜からは雪もちらつくという天気予報である。日曜日にブログを書くことは、ほとんどないが、これは土曜日の代替えではなく来週の代替えである。週に2回のブログを書くことを自分に課しているが、来週は忙しく月曜日から日曜日まで仕事で詰まっている。その合間を見つけてかろうじて土曜日にブログを書くことにしているが、週の始めに時間が取れず今書いている。今の自分の役職は教員ではなく団体役員である。団体という仕事は企業や学校や行政などとは違って、自分の感覚では特殊な職場だと思っている。詳細は書いても意味はないが、忙しいのは3の倍数月だと言われる。つまり3月6月9月12月などに理事会などが開かれ、そこで代表は説明をしたり質疑応答をしたりすることが役職上求められる。しかしこれは儀礼的で、企業の理事会等であれば代表役員は気を使うだろうが、自分の団体では、そのような気遣いは少ない。これはありがたいことで団体でも胃が痛くなるような理事会もあり、この場合には代表役員はそれなりに精神的な負担があるようだ。しかし実質的には、事務局長が仕事を仕切っており、団体の業績や活性度の責任を担っている。代表は団体の顔と言っても良いが、団体の雰囲気や性格や対外的な印象などを左右するような立場なのであろう。自分もいくつかの団体役員をしているが、当然ながら代表をしている団体が自分の所属であり、対外的にはその団体名の名刺を用いている。来週また再来週は仕事で忙しいと書いたが、それは団体の仕事というより教員研修や講演やイベントなどに顔を出すので時間が不足しているのである。自分が教員だった時はむしろ3月ぐらいは余裕があり4月からは新年度なので忙しいのだが、団体役員は逆なのである。3月までは忙しいが、4月からは手帳が真っ白になるぐらい暇な時間が多くなる。こんな書き方をすると、他の団体役員やスタッフに迷惑がかかるので、余裕のある4月だと書いておく。自分にはこの団体役員が似合っていると思う。自分が代表をしている団体は比較的順調で、企業で言えば黒字経営とでも言えるので、自分はあくせくしなくても何とか運営できている。もう働き盛りを過ぎた自分でも、何かとオファーが来て原稿を書いたり講演をしたりイベントに出ていると、時が経つのを忘れてしまう。来週も再来週も走り回って忙しいのだが、時に暇な時間があってふと色々なことを考えたりする。それは水戸黄門のような果報な境遇でもなく、映画の寅さんのような気ままな風来坊でもなく、企業や学校などの役職を降りて趣味などに興じている立場でもなく、しかし働き盛りで東奔西走しながら業績という数字に追いまくられて努力している立場ではないので、忙しいながらも余裕のある仕事だと言ってもよいかもしれない。新聞に、酒蔵の試飲に酔うて日向ぼこ(青木雄二)の句があった。こんな風に暮らしてみたいと思うが、心のどこかにこんな風情がある。時間を見つけて温泉やら小さな観光ツアーに申し込んで、安らぎたいと思っている。仕事ばかりが幸せではなく、この俳句のように風に吹かれて身を任せるような気持ちになることも必要だろう。それを楽しみに来週から頑張ろう。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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