クリスマス

今日は12月25日クリスマス、今は夕方で、もうかなり日も暮れてきたが、先ほどまで冬の夕焼けが美しく2階の窓から見とれていた。昨日の日曜日はクリスマスイブで定番のピザと唐揚げのセットを買って老夫婦2人のクリスマスを祝った。近所のピザ屋さんに頼んで午後7時過ぎに受け取りに行ったが、昨夜は冬本番とも言えるような寒さだったが、タイミングよく焼きたてのピザのようで、ことのほか美味しかった。ピザと唐揚げはよく合って、赤ワインなどであれば絵にかいたような夕食だが、家内はコカコーラ自分はウイスキーの水割りで楽しんだ。月曜日の今日の午前中は3つのオンラインでしっかり仕事をしたが、お昼は久しぶりの友人との忘年会であった。と言っても2人だけのささやかな昼食会であるが、市内の駅の近くのイタリアンの店に入った。イタリアンといってもパスタが専門の店で、小さなピザ付き野菜サラダとパスタに加えて2人で赤ワインを飲んで乾杯した。パスタと赤ワインはよく合う、昼間からワインが飲めるとはなんと贅沢なと思ったが、今日はクリスマスかと、どこかワクワクする気持ちが起きて、2階の座席から窓越しに人々がなんとなくせわしそうにしかしどことなく楽しそうに歩いている姿を眺めた。この風景はどこかで見たような感じがすると考えたら、外国では確かにこのような光景をよく目にした。ヨーロッパやアメリカでも似たような格好でワインを飲んでいたような気がする、といっても頻繁ではないが、通りに面したレストランでテーブルを出して街ゆく人々を眺めながら談笑していたが、あれは気持ちが開放するからだろう。あれはいつだったかスペインだったかイギリスだったか忘れたが、国際会議に参加して仲間と一緒にレストランに行ったら、ワールドカップのようなサッカーの試合があって、地元の人たちが大騒ぎしている光景に出会ったことがあった。そういえば、クリスマスのシーズンに仲間と一緒にドイツに調査に行ったことがあった。寒い夜だったが、レストランの近くで地元の人たちが子供も含めて大騒ぎをしている、何か祭りのような雰囲気で我々も赤ワインを買って飲んだら温かいワインだった。なるほどこれほど寒ければ飲み物も温かくするのかと感心したが、それぞれの国でそれぞれの楽しみ方があるようだ。ただ我々日本人と違って海外の人にとってクリスマスはやはり特別な日なのだ。グラス2杯といってもアルコールに弱い自分にとってはほろ酔い気分になって、心が大きくなり友人とあれこれやと昔話に興じ、まだ若かった頃の武勇談や失敗談に話が弾んで時を忘れた。若い頃は仕事に夢中で、それは研究と呼ぶにはふさわしくなく、やはり仕事なのだ。男はどうしても仕事から頭が離れない。友人や家内に話すのはそのことをどこかで共有したいからで、それで自分が自分を認めることができるからではないか。新聞に、乗客は吾のみのバス折り紙のサンタが運転席に揺れおり(大野多恵子)の句があった。多分奥さんか子供が、主人か父親の仕事の無事を願ってつけたものかもしれないが、その運転手にはお守りのようなものだろう。サンタの折り紙でもよし神様や仏様の御札でもよし、仕事をする人は誰でも支えてくれる人を求めるようだ。そしてクリスマスでもお祭りでもお正月でも何かにつけてお祝いと称して、美味しい料理と酒やワインを飲んで楽しんでいるのは、人間のしたかな生きる知恵なのだ。それほど長くもない人生ならば、くよくよせずに楽しむ方が得である。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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