病院と夕日と

今日は9日の日曜日、あっという間に時間が過ぎていく、週2回のブログを自分に課して、今は西日が2階の書斎に入ってくる夕刻前である。冬の日差しは、身体を労わるかのように優しい。3が日が終わって、今週は思いもかけず大雪が降った、が、それもすっかり忘れて、何も知らない子供のように、所在なく窓から景色を見ている。そう言えば、昨日は病院に診察に行ったのだ、足の親指の骨折、と言ってもヒビが入ったのだが、医者に言わせれば不完全骨折が学名だそうで、これで硬い板と包帯から解放されると思って、土曜の午後に予約した時間に、予定通りに診察してもらった。順調に治癒していますと言うので、有難いと思い、いつから散歩やらジョギングをしようか、と思っていたら、2週間後に来てください、と言われてしまった。どうも骨折の場合は、最低でも1ヵ月くらいかかるらしい。これで、予定が狂った、新幹線で行く予定だった出張を早速、オンラインに切り替えてもらうメールを出した、新幹線の切符もキャンセルした、自分は短気で、早とちりで、自分を過信するところがある。病院の帰りに、久し振りに整体院に行って、事情を話したら、十分に足を労わるように諭された。その通りである、揉んでもらって、少し楽になったが、自宅まで歩いたら、少しまだ痛い。本当に、医者と整体院のプロの言うことを聞こうと思い、今日は、包帯した足に合うように、運動靴を買った。足は相棒である、冬の日差しに心が癒されるように、足も癒してやらなければ、と思う。旅先で転んだら、と思えば、オンラインというテクノロジーは有難い。そして、もう絶対無理だと思っていた、SSHの審査がほぼめどが立ち、もうこれで審査は大丈夫になった、これも外出を控えて、書斎で仕事をする時間が増えたからだと思えば、何も不安がることもないし、心配することもないのだ。新聞にこんな句があった、蜜柑山登りつつ海展(ひら)けつつ(和田亘生)、伊豆高原あたりで小高い場所に登っていくと、大海原が眼下に見える経験をしたが、その爽快感は忘れがたいが、この作者も同じだろう。海を見ると、心が広くなるのは、どうも人は外形から影響を受ける単純な動物らしい。病院にいる時は、患者で溢れ、自分も病人らしく振舞い、書斎から夕日やマンションなどを見ると、気が大きくなって、車で伊豆の温泉でも行きたくなる、側にあるCDカセットから音楽が聞こえてくる、夕暮れ前のまだ明るい空は、自分を旅人にさせる。明日も休みか、だがオンライン打ち合わせが2つ入っている、まあ、それもいい、今夜も美味しい食事が待っている。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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