オンライン研修旅行

昨日は土曜日、にもかかわらず、オンライン会議が2つあった。1つは、理事会なので、定例だが、他方は、virtual study tourだから、オンラインの研修旅行のようなもので、フィンランドの学校と繋いだイベントだった。素晴らしかった、掛け値なしの貴重な情報をもらい、多くの知的お土産をいただき、運営に関わった人たちに、心から感謝した。始めは、どうかと思ったのは、時差もあるから、夜7時から9時まで、という夕食タイムだったので、9時から夕食か、と思ったのだが、そんな小さなことは、吹き飛んでしまった。凡人の考えることは、時間帯とか、食事とか、晩酌とか、テレビ番組とか、まるで些細な事で、そんなことに躓いて、迷っているらしい。自分の料簡の狭さに嫌気がさしたが、優れた研究や実践は、どんなことも刃が立たないくらい、人を魅了するのである。画面に向かって、そうだそうだ、と頷いたり、小さな声を出したり、画面に顔を寄せて見たり、側に人がいれば、さぞおかしい姿であったろう。それだけ、知的興奮を経験した。最後に、お礼の挨拶をする役目だったので、自分の気持ちを率直に述べて、お礼を言ったが、たぶん、感謝の気持ちや誠意は、通じただろう。人は、本心からそうだと納得したものは、必ず相手に伝わり、共感することができる。午前中のオンライン会議は、多少のすれ違いがあって、どこか、自分も小さな責任があるような気がして反省した。喜んだり、萎れたり、興奮したり、人は、どうも小さな波にもまれながら、生きているらしい。今は、日曜日の夕方、スポーツジムで汗を流して、先ほどお風呂から上がって、ゆったりした気分で、このブログを書いている。新聞に、こんな句があった。張りつめた日もあり気弱な日もありて晩酌一合天下泰平(下谷海二)、何も説明は要らないが、今の自分の心境かもしれない。昨日の貴重な実践は、今自分が取り組んでいる資料作成に、間接的な応援のような気がして、嬉しくなったのである。仕事は、どこか見えない糸で結ばれているような気がする。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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