昨日は、朝から夕方まで、オンライン面接で一日が過ぎた。台湾から日本の大学院に入学する学生の面接審査である。このために、送られてきた研究計画書を読み、査読し、疑問点などをチェックして、時間をかけて準備してきたので、昨日は言わば本番である。自分の担当は理工系だが、と言っても、数学、天文学のような科学系から、土木、情報工学などの工学系のすべてを含むので、幅が広い、さすがに、化学は系統が異なるので、医学薬学系の先生が審査する。2人で審査するので、相棒の先生のお蔭で、なんとか形になった、というのが、正直な気持ちである。修士や博士の希望なので、最先端の研究分野があって、極めて難しい内容もあり、そのために勉強して、面接審査に臨んでいると言っても良いが、この審査が無ければ、決して勉強はしないだろう、と思えば、有難い。毎年のように、今年は審査委員を辞退しようと思うのだが、国費留学生の選考なので、名誉な役目でもあると思って、なんとなく続いているのだが、本当の理由は、充実感とか自分が役立った、という感覚だろう。昨日のように面接が終わると、やって良かった、また続けよう、と思うから、人の気持ちなど、状況や結果によって変わるもので、絶対ということはない。もう絶対に無理だ、とか、絶対に成功する、とか、そんなことは無いのだ。仕事も、日々の生活も、教育もまた同じだろう。自分も多くの留学生を引き受けて指導してきたが、学位を取って母国に帰って教授になった学生もいれば、行方知らずの学生もいる。希望に燃える出発点は同じでも、その後の人生は、まったく別で、絶対と言うことはなく、誰も保障できない。これからの自分の人生もどうなるか分からない、と思えば、逆に気楽になって、楽しく自分ができること、やりたいことを続けようと思う。来年も、審査は続けよう。
