井戸の中の蛙

昨日は、オンライン会議が無かった、珍しいが、午前はオンラインでの採点があって、その後、資料作成と関連文献の調査をして、午後は私用で市内の会計士に家内と一緒に行った。文献調査をしながら、ふと思う、自分はこれまでほとんど勉強してこなかった、独りよがりのことばかりで、自分が関わった範囲のことしか、知識がない、これでは、人前で偉そうに、モノは言えない。企業などから、相談を受けることもある、知ったかぶりで話すこもある、先生方の前で、講演をすることもある、その時は、これで精一杯、という気持ちだが、井戸の中の蛙大海を知らず、の格言通りだ、と最近よく感じる。在宅勤務の関係で、時間的な余裕ができると、井戸だけではなく大海のほうまで、目が向くようになる。すると、そうか、こんなことを考えている人もいるのか、こんな研究をしているのか、と目が覚めるようなことが起きる。歳をとってくると、自分の見方考え方が固定化して、つまり頑固になるようだが、自分は、そうでもない、やっと勉強するとか、文献を調べるとか、専門書を読むとか、少し分かりかけてきた。こんなことを書くと、何を謙遜して、などと思う人がいるかもしれないが、まったくの本心である。昔から言われてきたような、戒め、ことわざ、処世訓などは、若い頃は分からない、が、今の自分には、確かにそうだ、と共鳴することが多い。すると、文献を調べたり専門書を読むのが楽しくなって、まるで学生のように、知識がすっぽり頭の中に入ってくるような感じで、本当に、豊饒な知識の大海が、この世には存在している、これは凄い、宝のような知識が、まだまだいっぱいある、と思うようになる。今朝は、朝早く電車に乗って、都心に行かなければならないので、これで筆を置く。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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