昨日は金曜日、3つのオンライン会議があって、忙しかった、というか、話しっぱなしの1日だった。午前は、オンラインの録画機能を使った免許更新講習の録画で、数人と対談したのだが、内容が濃く、得ることが多かった。一昨日のシンポジウムでも、なるほど、と胸にスッと落ちるような内容があり、昨日も、さすが一流の科学者は深く考えている、と感じる発言があった。最後のオンライン会議は、5時半に終わる予定だったが、直感で伸びるな、と思ったので、お昼に、ジョギングをした。空は青く、風に吹かれて、気持ちのよい汗をかいたが、5時半が6時半まで伸びて、しかもその頃、小雨が降ってきたから、運が良かった。こうして1日が過ぎたが、振り返って見ると、自分は、他人から知恵をもらい、学び、それが仕事になっている。なんと贅沢な、と思う。世の中は、そのような人ばかりではないことは、知っている。コロナ禍で自粛する生活は、人を孤独にし、希望の光を奪っていくようだ。今週のテレビ番組で、加藤登紀子さんの俳句、やりくりも万策尽きて梅雨ごもり、を思い出した。句は、金策でやりくりをしているように読めるが、本心は、仕事ではないか、と思う。歌手は、大勢の人を前にして、舞台に立って歌うのが本業だとすれば、その場がなくなった、それは羽をもがれた鳥のようなもので、自宅に巣ごもりするしかない、という心境を歌ったとすれば、納得がいき、共感する。昨日の自分は、5時半が6時半終了になったのだから、朝から話しっぱなし、だった、ということは、幸せな1日だったのだ。それは、仕事という分類には入らない。研究者の端くれとしては、研究は、仕事を与えられるのではなく、仕事を作ることだと、思っている。話をするのも、聞くのも、すべて研究の材料、料理で言えば、食材である。まだまだ、美味しい料理を作りたい。
