本を読む

昨日は祝日だが、平日と変わらない。緊急事態宣言が東京に発令されているから、当然ながら都心に出かけることはないので、オンラインとメールでのやり取りになる。メールの数も、休日は少ないので、久し振りに購入しておいた本を読んだ。学習科学に関する学術的で実用的な本だったが、良かった。良かったとか面白かったということは、昨日のブログでも書いたように、読み手は映画評論家なので、物語を鑑賞して評価している。名作ならば、何度鑑賞しても面白いが、それ以外の作品は、新しさが面白さの基準になるのではないか。既に知っている内容であれば、時間を損したと思うし、感動がない。映画を見るように、本も論文も、読みながら自分なりの物語を作っているが、ロシアの学者バフチンの言う通り、自己対話の世界なのである。昨日の本は、最新の脳科学の知見が盛り込まれていて、なるほど、と納得することが多かった。それは、自分の知識に枝葉を追加しているようなイメージで、全体が膨らんできて、自分のモノになっているので、得したという気持ちになるのだろう。さらに、自分のモノにするために、昨日はキーワードだけを抜き出して、資料としてまとめておいた。これで、かなり自分に近くなった。自分も、たぶん他の研究者と同じように、いろいろ本や論文や文献も読んだと思うが、あまり身についていないと思うのは、まとめていないからかもしれない。自分の木とは別の木があるだけで、他人の木なのである。講演などで思うのは、なんとか自分の木と実践を枝葉として結びつけたい、それで花が咲く、その方法を探求しているのだが、まだ道は遠い。この連休で、本や文献などを読んで、探ってみたい。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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