理事会を仕切る

昨日は、オンラインの会議が2つと期限が迫った仕事があって、なかなか時間が厳しかった。3月は団体・法人の理事会や評議員会の季節で、一斉に実施するので、予定が詰まってくるのだが、このブログでも書いた白鴎大学の評議員会も、その1つであった。たぶん、両手の指の数くらいは、理事とか評議員や顧問などの役をやっていると思うが、それぞれの団体・法人のやり方があって、なんとなく個性や文化を感じる。およその傾向は、無難にやり過ごすやり方だが、総会などでは分かる、企業では総会を壊す物騒な人達が来ると聞くから、無難が最も成功するカギであろう。担当者がほとんどの時間を説明に使って、質疑応答では何も意見が出ないで終了するパターンでは、委員は義理に参加することになる。発言しないのだから、楽しいはずはない。担当者は丁寧に説明しているが、誰も関心を持っていないことに、気が付かない。激論を交わすスタイルは、あまり経験したことがない、というのも、事前にシナリオを練っていて、過激にならないように根回しをしているからだろう。昨日、テレビでアメリカと中国の外交交渉の光景を見たら、正に真正面からぶつかって、事前のシナリオを変更したと報道していたが、テレビ受けを狙っていたかもしれない。昨日は、本家の団体の理事会があって、自分が議長をしているが、担当者の説明が終わってから、参加者の理事全員に発言してもらうのが、自分のやり方である。約20名ほどの理事がいるので30分位は必要だが、その時間が貴重なのである。理事会や総会は、説明のための場ではなく、議論する場、違う意見を出し合う場、建設的な考えを創出する場なのである。無難にやり過ごすという日本風も、意見が真反対で激論を戦わすやり方も後味が悪く、手前みそだが、自分のやり方は気に入っている。昨日の理事会は、終わってから、振り返ってみたくなるような、意見をもう一度噛みしめてみたいような、さわやかな後味のする会議であった。少し自画自賛で書きにくいが。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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