今が一番良い

昨日は水曜日、午前中は所沢の教育センターで仕事があった。午後はオンラインの会議があって、その後は、いろいろな仕事や用事で、1日が暮れた。平穏な1日だったが、自分が望んでいたのは、こんな生活なのかもしれないと、ふと思った。長い間、都内に仕事で通っていた、都内だけでなく、小山市に新幹線通勤もしていたが、それは働き盛りの頃、何も苦にならず、朝5時57分に自宅を出ることが、小山の時代の出勤だった。研究室には、たぶん誰よりも朝早く着いた。小山の駅前の店で、パンかおでんを買って、研究室か店前で食べて通勤していたのが日課だったが、慣れてしまえば、何も苦にはならず、好きな生活パターンだった。と言うことは、すべての生活、仕事、それがどんなことであっても、慣れがすべてを解決するだろう、それは、人間は適応できる生物だという証拠でもある。だから、何も心配することも不安に思うこともないのだ。所沢に慣れれば、この上ない快適な生活空間で、昨日も、夕方駅に行って、読みたい本などを買って帰ってきたが、好きな街で仕事も買い物も外食も、何でもできるのは、それは幸せと言ってよいだろう。慣れるとは、その空間に溶け込むことで、研究室にいた頃は、その部屋が好きな空間だった、団体の時代も、都会の華やかな空気に溶け込んで、昼休みの散歩も好きだった。思えば、その時、その場所が、自分には好きな空間や時間だったのかもしれない。こうして、時は過ぎていく、平成も遠くなりにけり、だが、今が一番良い、と思えれば、当然ながら幸せなのだ。若い人たちが、仕事や生活が大変だと言うが、その今が、一番良いかもしれない。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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