自分に都合の良い解釈

昨日は祝日で、オンライン会議などはなかった。その代わり宿題があったので、それを一生懸命やっていたのだが、昨日のブログで書いた、古い細胞と新しい細胞の話が気になったので、少しきちんと書いておこう。福岡伸一先生と言われる生命科学の専門家で、正式には、動的平衡、という理論だった。人の細胞は、新しい細胞を生成すると同時に、古い細胞を壊して排出している、ことで、常に外界と調和を保つ、つまり動的に平衡を保っている、という、素人なりの解釈である。だから、外界がどのような状態になっても、人の体の内部で、細胞の生成と分解を繰り返して、均衡を保つ、というのである。自分に都合の良い解釈をすれば、自分にとって面白くないこと、逃げたいことがあっても、それを感じた細胞も壊れて排出されるので、ほっとけばいいし、どんなに素晴らしい知的な興奮や楽しい経験も、いづれ冷めて、その時の細胞もやがて分解されて排出されるので、将来までずっと続かない、と思えばよい、ことになろう。ということは、あまりくよくよせず、楽しいことや面白いことは、今を楽しんだほうが得策で、先になったら、冷めるだろうから、と自分にとってプラスになるように、解釈したほうが良いだろう。昨日は、宿題と書いたが、以前に録画した教員の免許更新講習の問題を作成していたのだが、当時は、その資料作りに没頭して夢中だったが、今はその興奮は冷めて、つまり福岡先生の理論通りに、冷静に考えていた。問題と言っても、40問の選択問題と4問の記述問題なので、時間はかかる。しかし、作っている内に、ポイントを思い出し、また送られてきた動画を視聴しながら、つい中身に入ってしまうので、時間がすぐに経ってしまう。とすれば、冷めても、夢中になれることはある、まんざら捨てたものではない。つまり人は、楽しんだり、冷めたり、時に落ち込んだり、また夢中になることに出会ったり、そのように、浮き沈みの中で生活しているようだ。前のブログでも書いたが、さざ波のような生活の中で、人は喜びや悲しみを感じているのだろう、それは平凡だが、有難いことなのだ。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

コメントを残す