企業人の魅力

昨日は月曜日で、定例のオンライン会議などが3つあった。。そろそろ来年度の計画の時期であるが、月日の経つのは早く、そうか3月の締めは、もうすぐだ、と思う。3月、6月など、3の倍数月は、理事会などの月になり、少し緊張する。6月の理事会と総会の時期では、赤字か黒字かの決算、事業の成果は、来年度の見通しは、などが報告される会なので、報告をする側か聞く側かで、大きな違いがある。いつか、電車の中で、総会が終わって、これでやっとぐっすり眠れる、という話声を聞いたことがある。それほど緊張するのか、と思うのは、自分が、まだ企業や団体の仕事に馴染んでいないからかもしれない。大学を含めて教員は、あまり総会とか理事会などは気にしない、予算や決算などは経営者任せなので、自分事ではないからである。教員の身分は、ほとんどが公務員で、私学であっても、あまり倒産するようなことはないからである。自分の所属する団体では、スタッフは企業からの出向か移籍なので、企業的な感覚が強い。教員のセンス、特に大学教員の感覚とは違うと、感じることが多い。大学教員は、大学名という家の軒下を借りているだけだ、という言葉をよく聞いたし、そう思っている。その心は、仕事をする、研究をするのは、自分だ、個人だ、という考えである。しかし企業人は、組織で仕事をするので、自分が表に出る前に、組織のことが念頭に浮かぶ。この人は、凄い、自分には、とうてい真似できない、と思うようなスタッフが多い。どんな厳しい条件であっても、手を放さず、進んでいき、それが成功する場合もあれば、失敗する場合もあるが、文字通り、頑張るのである。自分の団体は、企業の会員で組織されているので、その会員にとって益がなければ経営が成り立たないので、それを最優先にし、そして関係省庁につなげて、官僚とも意識や考えを共有しなければ、スタッフとしての仕事はできない。表面とは違って、その裏は、企業と国の間にあって活動するので、精神的に厳しい。企業活動と変わらないのだ。こうして企業人は、日本経済を支えてきたのか、と感じることが多い。自分は、何をしてきたのだろう、と思うと、自由自在、裏を返せば、わがまま、だった。人間的な力や魅力は、企業人の方がはるかに上だと思う。今の自分の立場は、そのスタッフが担ぐ神輿に乗っているだけのような気がする。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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