オンライン会議は我慢か

昨日は、午後にオンライン会議があった。審査とか会議だとか、かなりの頻度であるので、数多く参加していると、学生の気持ちが分かるようになる。なるほど、面白くない会議やセミナーは、聞きたくも見たくもないので、横にある別のパソコンで内職をするようになる。オンラインだと、相手に見えないので、この作業がやりやすい。面白いとか面白くないとか、その差はどこから来るのだろうか。相手のプレゼンの上手さなのだろうか、確かにテレビ番組などは、そうだろう。しかし、講義や授業は、面白さをテーマにして、視聴率を目標基準にしているわけではないので、違うだろう。オンライン会議やオンラインセミナーも同じで、面白さが目標基準になっているわけではない。全国の大学では、まだオンライン授業が続いているから、学生は、面白くない、と思いながら、視聴しているのだろうか。実際に、自分が昨年ビデオオンデマンド用に録画した時は、その場の雰囲気で自然に出てくるジョークなどは言えず、ただ内容だけの勝負になるので、遊びのない90分間は、長すぎる。学生は、どうしているのだろうか。ふと、思う。自分の歳になると審査が多くなると、このブログで書いた。審査もいろいろあるが、まだ続いている今の審査は、膨大な資料を事前に読まなければならず、正直に言えば、あまり面白い内容ではない。正確で、丁寧で、膨大な量で、非の打ちどころがないので、読んでいて肩がこる。裁判の資料とはこのようなものではないか、と思ったほどである。しかし、読んでいる内に、入ってくる、少し疑問点が出てくる、そして本番のオンライン審査では、画面の向こうの人の考え、気持ち、動揺、得意げ、などすべて手に取るように分かる。そして、面白くなり、今日は充実していた、と感じる。すると、どんなに無味乾燥な内容であっても、面白さはある、必ず中に埋め込まれている、そこにたどり着けるかどうかである。その鍵は、ミッションではないか、と思う。審査という使命を持っているからではないか。そうでなければ、我慢だけのオンライン会議になるだろう。人は、我慢比べをしながら生きているわけではなく、そこに、面白さ、凄さ、楽しさ、美しさまでも感じるので、仕事や勉強が続くのであろう。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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