昨日は、火曜日であまり気にいったテレビ番組がない。夜7時から夕食なので、9時までの2時間が、テレビの視聴時間である。このような時には、録画した番組を見るが、昨日は、2時間ものの教場、つまり警察学校物語であった。現実とかなりかけ離れていて、こんなことはあり得ない、という誇張はあるものの、老夫婦が2時間釘付けになった。途中でCMが入ると、すぐに飛ばして物語を楽しんだ。原作や脚本の素晴らしさと、キムタクの卓越した演技が相乗効果を生み出して、面白いドラマに仕上がっている。ただ、いじめと言ってもよいような場面は、いくら作り物でも、いかがなものか、と思うが、それでも惹き付ける魅力があるのは、プロの技だろう。ふと思い出した、自分が物心ついた頃、将来は、と聞かれたら、学校の先生か警察官、と答えていた。何故好きだったのか、学校の先生は、平凡で子供が答えそうな職業だが、警察官は、男の子が憧れるような制服とかパトカーなどに、興味があったのかもしれない。教場は、文庫本で読んだような気もするが、あまり記憶にないが、同じ作家で、刑事ものの、傍聞き、の短編は面白かった。自分の好みの小説は、藤沢周平の、武士の一分、蝉しぐれ、など、山形とか東北の雪深い地方に住む下級武士で、清貧にして、武士としての誇りを捨てず、信条にしたがって、凛として生きる武家ものである。そういえば、還暦の祝いに、息子が、大小の日本刀を、もちろん美術刀であるが、贈ってくれたことを思い出した。今でも日本間に飾ってあるが、たまにお客さんが来ると、真剣ですか、と聞かれる。そういえば、自分が高校の教師だったころ、部活の顧問は、剣道部と弓道部だった。剣道も弓道も確か初段の免状をもらった覚えもある。剣道部の顧問の時は、生徒に指導する立場上、地方の町の剣道場に通って腕を磨いたこともあった。だから、今でも、武家ものや刑事ものに興味があるのだろう。学校の先生は、その通りの仕事に就いたので、自分の人生も、振り返って見れば良いだろうと思うが、他人から見れば、教場のドラマのように、融通の利かない堅物の教師だったのかもしれない。今ならもっと優しくできたのに、と自省している。
