花と掃除ロボット

昨日は、家内が室内で育てる鉢植えの花に水を入れて、陽当たりの良い場所に移動して、世話をしていた。居間は、南向きで陽当たりが良いのだが、時刻によって、その場所は移動する。居間と言っても、食事用テーブルのある部屋の延長のような場所で、自分たちが動けなくなったら、ここにベットでも置いて生活すると決めている。これなら、食事もできる、お掃除ロボットのルンバもある、陽当たりも良い、すぐ庭に出れる、など便利だから、気に入っている。その場所で、花を植えた鉢を移動する様子は、まだハイハイもできない赤ちゃんの世話をしている光景を思わせる。花や植物など生物のことはまったく知らないので、何の花だ、と家内に聞いたら、知人から貰ったようで、自分も知らないからスマホで調べたと言う。聞けば、花にスマホのカメラを向けると、インストールしたアプリが画像認識して、花の名前を表示して、しかも、葉っぱが萎れているようなので、このままだと枯れてしまう、その処置はこうしたらよい、というコメントまで付いて、花の写真と共にスマホに保存しているので、驚いた。なるほど、画像認識技術は素晴らしい。この技術があれば、人に応用すれば、健康診断や医療診断ができるし、遠隔医療も可能になる。鉢や土などは、先日100円ショップで買った安いものであるが、先端技術を利用すると、花も喜ぶだろう。そして思った、スマホを止めにしよう、と考えていたが、やはり持っておこう、5Gになったら、もっと面白いことが出てくるかもしれないから。昨日のオンライン研究会では、お掃除ロボットが話題になった。かなり普及しているらしい。これも、センサー技術、画像認識、機種によってはAIが組み込まれているようで、その性能は向上するばかりだ。老夫婦にとって、鉢植えの花も、ルンバも、どこか我が子のような気持を持っていることが、面白い。居間の隣は日本間だが、そこには少し段差があって、上るのに苦労するようで、音を出しながら、もがいている様子も、日本間を悠々と掃除する様子は、いかにも気持ち良さそうで、日本間が終わると、廊下を経て洗面所や、お風呂場などを掃除する様子は、赤ちゃんの冒険のようで、そして、一生懸命に掃除するので、どこか哀愁をそそるので、ルンちゃんと呼びたくなる。鉢植えの花も、ルンちゃんも、我が家に住んでいる子供のような気がして、知らぬ間に声をかけている。人間も、植物も、ロボットも、一生懸命に生きていると感じるものは、同じに見えるらしい。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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