日本レコード大賞を見る

今日は12月31日なので大晦日であるが、このブログは朝6時台に書いているので、昨日のことを書くことになっている。昨日も、たぶん今日も生活スタイルは変わらないだろう。ただ、普段と少し異なるのは、夜テレビ番組などを見る時間が少し長くなることだ。昨日は、日本レコード大賞という年末恒例の番組を、途中まで見た。だいたい夕食が7時なので、7時から9時までがテレビ視聴時間になっている。ここ何年間か、NHK紅白も含めて歌番組は見ていないが、昨日は何故か引き付けられた。老夫婦で、夕食を取りながら、その後もソファーに座りながら、耳になじんだ歌も、初めて聞く歌もあったが、じっと聞いた。流行歌、というより、音楽と呼んだ方が、いいかもしれない。流行っていなくても、心に響くのは、知っているからとか音階が心地よいとか、ではなく、どこか共鳴するから、のような気がする。昨日の歌の中で、青春はこわれもの、のフレーズを聞いたような気がするが、若い頃は、夢中でまっしぐらに、純粋に追いかけるのだが、それが成功するばかりとは限らず、どこかで挫折したり、それがコンプレックスになったり、落ち込んだり、しながら、傍目からは元気のある人だと思われても、外側と内側のギャップを抱えながら、生きているのだが、その戸惑いや不安定さを、歌という言葉とメロディーで表現してくれるので、そこに共鳴しているのではないか、と思う。確固たる自信があるわけではなく、しかし自分に純粋でありたい、信念を貫きたい、しかし、現実という壁は大きく、心がいつも揺れ動く、その不安な気持ちは、青春時代に限らない、分別のつく大人になっても、役職が付く年齢になっても、つきまとっているようだ。しかし、自分の今の年齢になって思うことは、大丈夫、必ず心配事は解決する、迷いながらも努力していけば光明が見えてくる、ということだ。小学生でも、親に叱られた、算数が苦手、運動会でビリになった、など、たぶん、小さな不幸と小さな痛みを抱えているかもしれないが、大人から見れば、大丈夫だよ、いづれ解決するよ、と言いたくなる、そして、なんとか乗り越えようとする努力に、拍手を送りたくなる、そんな気持ちに似ている。昨日の歌を聞きながら、そのメッセージを感じたが、若い人に、心配ない、大丈夫だと言ってあげたい。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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