昨日も、オンライン会議で忙しかったが、パソコンはマルチタスクができるお陰で、有難い。オンライン会議に参加しながら、年賀状の印刷をした、と言っても、同じパソコンでは、堂々と内職をしているような後ろめたさがあったので、隣のパソコンを使った。仕事に集中した後の夕餉は、テレビ番組を見ながらの、楽しい時間である。昨日は、家内も好きな俳句の番組で、東国原さんの句、ほしいものなんかなか、ジャングルジム冷たし、が印象に残った。お題はプレゼントで、クリスマスのシーズンなので誰にも小さい頃の思い出があるが、東国原さんの句は、まだ日本が貧しかった頃の、少年の我慢の気持ちが、九州弁の朴訥な響きと共に、夏井先生と視聴者の共感を呼んだ、のか、ワンランク昇格であった。確かに、ジャングルジムの触覚は冷たい、それが冬の季節を思わせ、少年の寂しげな思いを伝えている。本当はクリスマスプレゼントが欲しかったが、家の事情を思えば、言い出せない、一人ジャングルジムで遊ぶ、という情景が目に浮かぶ。ふと、昔を思った。自分の家も貧乏だったから、同じように我慢をして過ごしたのかもしれないが、小さい頃は目の前のことで夢中だから、ほとんど記憶にない。大人になって振り返った時に、実感するのだと思う。むしろ、その時に苦しい思いをしたのは、子どもに不憫な思いをさせてすまない、と自責していた父親であり母親である。もう少し親孝行しておけば良かった、と思うのは、自分だけではないだろう。年の瀬は、心が昔に戻る。
