昨日は週始めなので、定例の会議があったが、12月もなにかとせわしなく忙しい。11月まではいろいろな仕事やイベントがあって、忙しいのは覚悟して段取りを整えて乗り越えてきた、文字通り、峠を越えてきた、という印象だが、12月になっても、なかなか余裕ができない。オンラインになって、移動時間が無くなった分、仕事を手帳に書きやすいこともあるが、やはり師走の時期なのだろうか。土日も、オンライン研修が入ってきたが、まだ実践者の語りや実践風景の余韻が残っていて、なかなか頭から離れない。1週間くらい前に、海外論文誌に投稿された論文を査読した。英語なので、自分は苦手なのだが、編集委員の立場で仕事でもあるので、査読結果をWebに書いて終了した、が、今回は2回目の修正論文なので、1回目よりは肩の荷は軽い。内容は、デザイン基盤研究( Design Based Research, DBR )で、しっかりとした参考文献と、2年間にわたるオンラインコースの観察やビッグデータを用いて、いくつかの知見を出していたが、参考文献の書き方、結論への導き方、など、著者は日本人ではないと推測された。確かに、論文なのである。しかし、先週の土日の実践と比べたら、どこかワクワク感がないのは、どうしてだろうか。しっかりした先行文献と書いたが、書斎にこもって、資料だけ読んで考察するような論文ではなく、きちんとフィールドを持った、どこからも隙が見つからないような書き方である。だから、springer出版という国際的な論文誌として、権威づけられている、が、どこかこれで良いのか、という思いもある。果たして、現場の何に役立つのか、と言えば、どこかまだぎこちない。しかし、そう書くと、身も蓋もなくなるが、どう研究知見と現場をつなげばいいのか、その解が見つけにくい。実は、DBRの研究方法は、質的研究から来たもので、実践に還元することを目指している。これまでが、実験をベースにして知見を得るという、科学や医学や薬学や心理学のような研究方法論に対して、実践をベースにしたアプローチなのだが、まだ本物の実践家の持つ魅力とは距離がある、と書けば、教育研究者は何をするのだ、という問いになるが、紙面が尽きた。というよりも、分からない、のだが、研究の方向は、確実にそちらに向かっているようだ。
