ゾウの時間ネズミの時間

今日は日程が詰まっているので、簡単にブログを書く。オンラインセミナーやオンラインフォーラムが多く、対面のイベントがほとんど無くなって、この形になったが、逆に忙しくなった。つまり、時間が早くなった。技術が進歩するということは、時間を短縮することかもしれない。道具の発達を考えれば、人は時間を早める方向に向かっていることは、確かである。ただ、本川達雄が、ゾウの時間ネズミの時間、の本で述べているように、時間を早く使っている動物は、生きる時間が短くなる、という学説だったと思うが、もしこの論で行けば、人の寿命は短くなるが、果たしてどうだろうか。忙しくてたまらない、というような仕事人間や、多忙なタレントや、そのような人は長生きできない、という統計的なデータはないから、人間には、本川理論は適用できないかもしれないが。かつてバブルの時代や、日本が高度成長の時代は、急げ、進め、行け、などの動詞と、早く、前へ、全力で、などの形容詞で、仕事をしていたようで、そのような仕事の仕方が、一段落して、今は、ゆったり、マイペース、癒し、など、自分にあった仕事や生きがいを見つける時代のようだ。どちらがいいとは言えない。自分などは、どちらかというと、忙しい人と見られているようだが、心情的には、今は、自然派に近い。将棋でも、攻撃型と自然型があるようで、どちらが有利なのか、建築物も、頑丈型と柔軟型があるようで、地震や災害にどちらが有利なのか、わかならい。ただ、在宅勤務という、通勤時間などの時間から解放されて自由になったのに、さらに、時間が早くなるのは、どういうものだろう。人の世は、まだ未知である。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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