返信する

原稿を書いて送る、資料を送る、それだけでも、確かに受け取りました、とか、ありがとうございます、という返事が来ると嬉しい。自分の努力に対する評価とか反応があるからだ、というと当たり前であるが、反応がないとやる気が継続しないことは、スキナーの行動心理学で証明されているが、相手によって、その反応は違う。よく送ってくれた、という気持ちは、メールであっても行間で分かる、しかし、そうでもなく、ただ仕事としてやっている、という反応の時は、こちらの努力も知らないで、と言いたくなる。スキナーの行動主義は、まだ生きていて、相手からのフィードバックによって、こちらの動機付けが変わることは、確かである。出版社などは、その微妙な心理が分かっているようで、玉稿をいただき、など、たぶん習慣的だとは思うが、相手の気持ちに添う返信がやってくる。そうでない素人的な業者では、例えば、学生アルバイトか、早く仕事が終わらないかと窓から外を見ている人のようなイメージがあって、プロではない、と分かる。それも、行間でわかる。メールというテキストだけではわかならいだろう、と思うが、そうではない、という海外の論文があって、きちんと統計的な検定で裏付けている。プロなのか素人なのか、きちんと読んでいるのか適当に処理しているのか、努力を汲んでいいるのか何も考えていないのか、手に取るように分かる。プロの返信を昨日もらったが、ただそれだけで努力が報われた気がする。人は、何気ない言葉で、元気にもなれば、嫌になることもある。自分も、心して返信したい。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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