昨日は、素晴らしいオンラインセミナーに参加した。国立教育政策研究所の主催の教育評価についてのセミナーだったが、午後から夕方まであったが、仕事の関係から前半だけ視聴した。センサーなどが至る所に使われる現在、教育も例外でなくなるが、例えば、教室での発言、表情、しぐさなど、膨大なデータが収集され、AIが分析することが可能になるだろう。個人情報の問題はあるだろうが、そのデータ、それはセンサーでも人の目や耳でもいいが、観察によって得られる証拠、エビデンス、であるが、そのデータを元に、人は、この子は優れている、劣っている、と解釈するが、それには、何をもって、そう解釈するか、という認識の仕方、見方や考え方に依存する、という枠組みである。それを、観察、解釈、認知、という関係で、教育評価を捉える、という方法論と実際のテストへの応用についての議論であった。面白い。特に、認知に依存するという視点が独創的で、どのように現象やデータを認知するかで、解釈や評価の結果は、雲泥の差になる。後半は聞けなかったが、その認知は、たぶん教師の経験や教科の見方考え方、文化的な背景に依存するだろう。昨日のブログでも、日本の合わせの文化と欧米の選びの文化の違いに触れたが、どのような文化や価値観を持っているかで、同じデータや証拠を見ても、解釈は異なるので、評価は難しい。PISAの問題自身に、文化が反映されているので、完全に平等の結果にならないことは、かつて言われたことでもある。この評価の枠組みを拡張すれは、子供たちの成育歴や家庭環境などによって、つまり個によって感じ方が違うので、個の評価は、難しいことになるだろう。セミナーに参加して良かったと思うのは、その内容の深さだろう。
