哲学

昨日は23日で日曜日だが、自宅勤務の現在では、気持ちは別として、平日と変わらない。午前中は、自分の時間として大切にしているが、締め切りのある仕事もこの時間にする。午後は、オンラインでの会議や打ち合わせなどがあって、自由にならないことが多いからである。先にブログでも書いたが、台湾から日本の大学院への留学生の審査があって、その数も多いので、少しずつ論文を読んでいるが、なにしろ理工系という大きなくくりなので、幅が広い。昨日は、建築分野で、ハイデガーの哲学を背景にした建築デザインのテーマであったが、学部教養科目の哲学の授業以来、勉強したことがない。どうも、読んでいると、建築とは、自然環境、人間、建築という人工物の関係性を、いかにデザインするか、人間にとって機能的であると同時に、環境にとっても良い関係性を保つ、というような趣旨のようだが、哲学は言葉そのものが難しく、人間のことを現存在とハイデガーは呼んでいるので、その背景の文献を読まなければならない。何故、現という文字が付いているのか、など考えていると、脳は別の世界に飛んでいくようで、すぐに時間が経ってしまう。ハイデガーは、存在とは何かの考察で有名であるが、この難解哲学の代名詞のような存在論とか、孤独とか、にはまっていた頭の良い友達を思いだした。学部では一般教養科目で哲学を履修するので、今の学生は、パン教と呼んで軽く見ているが、深い学問であることは、誰でも知っている。審査のおかげで、学生時代に戻ったような気がして、頭がリフレッシュした。有難い。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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