テレビで9月入学の議論をしていて、視聴した。このままでいけば、都道府県によっても市町村によっても、子供の学力格差が開くという考えは、たぶんその通りだろう。だから9月まで延長し、かつ9月入学に教育制度を変えるという議論がされていた。もし9月入学にすれば、すべてが都合が良い、という都合論に傾いていた。しかし、その中で1人だけ若い女性が、あるべき姿は何か、から考えて慎重であるべきだという論に、傾聴したと同時に敬服した。都合論とは、現状から考え、現状の問題解決の方法論だが、あるべき論は、本質から考え、未来を考える思考法である。思考法が、逆なのである。9月入学という大きな制度改革は、当然ながら本質論で考えなければならない。未来の子供たち、未来の日本の方向を決めるのである。その若い女性のことを知らなかったので、家内に聞いたら、海外留学の経験があると言う。そうか、と納得した。これからの日本の教育の姿は、この若い女性のような、場当たり的ではなく、場の空気に流されることなく、芯まで届くような透き通るような論理的な思考ができる子供たちを育成することだと感じた。本質を語る姿は、どこか美しい。
