Attachmentは愛着と訳される。タッチすることを意味しているので、例えば、大学付属病院とか付属小学校などの時、attachedの単語が使われる。英語の下手な私が書くのは気が引けるが、先の「オンライン学習とGRIT」で述べたHeckmanの研究プロジェクトで、ペリー地区の幼児教育におけるattachmentが注目されていた。母親が子供に寄り添って、絶えず随伴することで、子供は安心して活動できるということであるが、オンライン学習でも、このattachmentが重要になるだろう。発達段階に応じて、そのattachmentの仕方は異なるのは当然であり、常に物理的・身体的に側にいるのではなく、多分に心情的な意味が含まれている。オンラインで、先生は子供一人一人に声掛けをしてもらいたい。オンラインが無理なら電話で、電話が無理なら葉書でよい。物理的な手段にあまり意味はなく、多分に心情的なattachmentなのである。自分のような年配になっても、頼れる先生や先輩や肉親を思い出せば、そのattachmentを感じて、元気をもらうことがある。両親は既に亡くなったが、どうにもならない時、放り出したい時、劣等感に包まれて落ち込んだ時、怒りたい時、我慢しなければならない時、思いだすだけで、安心感に包まれる。まだ大丈夫、なんとかなる、俺は守られている、やってみよう、という気持ちになる。自宅で学習しなければならない世界中の膨大な数の子供たちが、先生方のattachmentを待っている。子供たちへの声掛けを待っている。
