明日から仕事

今日は、9日成人の日の祝日で、3連休の最後の日である。もう、長いお正月休みも終わって、明日から本格的な仕事をする日が始まる。もちろん、4日から仕事は始まっているが、7日から9日までの連休があるので、多くの企業も、オンラインなどで、自宅勤務になっているし、もちろん、学校は冬休みだし、どこか、気持ちも身体も弛緩している。今は、スポーツジムから帰ってきて、書斎で、西窓から、うっすらと茜色の空を眺めているが、あと半時間くらいで、外は真っ暗になるだろう。関東地域は、ずっと晴天続きで、日本海側の皆さんには申し訳ないが、やはり晴天のほうが、気も晴れ晴れする。午前中は、講演資料の作成をしていたが、これも、自分の作品なので、出来あがると、我が子が産まれたようなもので、もう一度見たくなる。それで、見直すと、ニュアンスが違って、修正したほうがいいように思えて、スライドを変えるか、手を加えることになる。講演資料などは、誰でも経験しているが、最後まで、完成しないモノなのだ。講演の間際まで、否、終わっても、あそこを差し替えれば良かったとか、別のスライドを入れた方が良かった、など、際限がないので、人は、なかなか往生際が悪いものだ、と思う。午前中は、それで時間が潰れた、メールを見たり、予定表を書いたり、など雑用をしながら、その後、スポーツジムに行った。気になることは、審査系の仕事だが、焦っても仕方がないので、手帳に予定を書き込んで、決して変更しない、予定通り実行する、と自分に言い聞かせている。明日は、あまり好きな仕事ではないが、私的な用事で詰まっていて、夕方からオンライン会議がある。明後日は、などと書かなくてもいいので、省略するが、予定などは、こんなことで時間が塞がっていくので、何か大きなことをしているわけでもなく、ワクワクするわけでもなく、小さな出来事を、こなしているだけである。毎日とは、そういうもので、そうでなければ、非日常的な出来事になり、およそ都合の悪いこと、病気だとか、突発的な飛び入りの仕事だとか、などが多いのだろう。それでも、自分のような年齢になると、そのような仕事でも、昔なら雑用と呼んでいた仕事であるが、有難く思える。教育と教養が大事だとよく言われるが、今日行くところがある、今日用事がある、という略語だが、近年はオンラインがあるので、行く所がなくても良いが、何かしらの用事があるほうが、張り合いはあるだろう。但し、今日の午前中の講演資料作成などは、仕事ではなく、趣味とか楽しみなどに分類されるので、比較にならない。すべて趣味の世界で、という訳にいかないことは、この世の中の定めである、また、それだけで、人は満足できるかというと、それも、かなり疑わしい。ほどほどに趣味的な仕事をし、ほどほどに事務的な仕事もし、ほどほどに苦手な仕事もし、そして、運動もして、健康にも気を付ける、ということだろうか。明日から、本格的な仕事の舞台に立つ、ここは気張ってやるしかない。今日の新聞を探したら、こんな句があった。あたらしい靴も買ったしこれからも自分の道を歩んでいこう(楠井花乃)。そうか、この詠み手も、似たような気持でいるのか、靴を買って、どこか嬉しいのだろう、この靴で、踏ん張って前進するのか、いいではないか、年が新しくなったら、靴が新しくなったら、人は気持ちまで新しくなる。新しきことは、良きことかな、と、平凡なことを考えた。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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