笑顔

今は、土曜日の早朝、そして、場所は愛知県春日井市のホテルだから、変則的な時間と場所だが、推測できるように、出張に来ている。久しぶり、前回はコロナ禍以前だから、もう3年ぶりだろうか、対面での研究大会が開催された。事前登録を忘れて、昨日の午後の当日受付だったが、もう大変な盛況で、この日を待っていたかのような、広い会場を人が埋め尽くした。自分の世代とは違う次の世代が、この協議会を引き継ぎ、運営し、大勢の参加者を巻き込んでいる光景を見て、若い世代は優秀だ、発展させていると、自分たちはOBとしての感慨を持った。昨日は、午後に会場に着いたが、会場ではまるで同窓会のように、肩をたたき合い、おーと声を上げながら、共に出会えた喜びを共有したが、オーバに言えば、会えて良かった、元気そうで良かった、生きていて良かった、という実感である。どこか、すべてを洗い流すような感じで、誰もが笑顔で、称え合っている。今日は、夜に帰宅するので、ブログを書く時間がなく、明日は、3年ぶりの所沢フェスティバルで、昼間は航空公園に出かけ、夕方は、これも久しぶりの、子供たちと3家族でのオンラインがあるので、この早朝の時間しかない。昨夜の夕食は、駅近くの中華店に入ったが、台湾人の経営する店だが、お世辞にもきれいだとは言えないが、味は絶品、美味しいと、生ビールを飲みながら、今日はなんと有難い日なのだろうか、と思った。ホテルのロビーでも、知っている人が大勢いて、お互いに、再会を喜び合った。誰も、コロナ禍で自粛していたから、我が身を包み込んでいた重いコートがようやく取れて、両手を空に向かって伸ばすような、解放感があるのだ。それは、相手も同じ思いだろう、という気持ちが、大会の会場でも、ホテルのロビーでも、満開の笑顔の花を咲かせた。新聞に、笑顔しか取り柄なき身や敬老日(加藤節子)の句があった。笑顔で十分、それが周囲を幸せな気持ちにさせるのだ、ホテルの窓から見る空は、今日も快晴で、2日目の大会がある、じっくり勉強したい。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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