小雨と小雪が混じる日

今日は日曜日の夕方、昨日の土曜日にブログを書いたので、書かなくても良いのだが、今日は少し所在ないような日だったので、書こうかとふと思った。と言っても、午前中に原稿を書いて送り、午後は原稿の校正をして、送ったので、立派に仕事をしたのだが、スポーツジムに行ったら、保守期間だそうで、5日間は休館だと、行ってみて分かった。それも良いだろう、帰宅する時は、寒さが身に沁みる、というのも、曇り空で、しとしと小雨が降っていて、今夜あたりに関東地域も雪になるらしい。帰宅して、気になっている資料を調べて、そして海外の学会の講演をビデオオンデマンドで視聴した。聞きたい内容だったので、それは良かったのだが、書斎の窓から見る光景が、どうもいけない、暗い曇天に、小雨が混じり、小さな庭にも、雀もどこかで身を守っているのか、見かけない。こんな日もあるのか、人の気分は、天候にかなり左右されるようだ。そう言えば、地方に行くとどうだろうか、シャッター通りは言うまでもなく、こんな小雨が降る日や、小雪がちらつく日は、通りにも人はまばらだろう、人がいない街は、文字通り寂しげで、人声すら聞こえない。昔、ある県庁所在地に仕事で出かけて、その駅前通りでさえ、人がまばらで、驚いたことがある。夕食を駅中のレストランでと思って行ったが、それでも人は少ない。都会と地方の二極化が、これほど進んでいるのか、と思い知らされる。人は、人で生きていける、人から元気をもらっている、独りは寂しく、どう過ごしていいか、分からない。やがて、自分も、そのような日々がやってくるのだろうか、何を楽しみにして、何を生きがいにして、と思案しながらも、今日も原稿を書いたり、校正をしたり、まだ知的な仕事をしているではないか、そう思えば、今の境遇は、有難いとしか言えない。仕事をすれば、何かが動く、動けば、何かに触れて、それが嬉しいこともあれば、そうでないこともある。それで良いのだ。新聞にこんな句があった。紙おむつゴミ集積所に見かけたり村に久々の赤子よ頑張れ(渡辺照夫)。作者の気持ちは、よく分かる。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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