逆転するとは

11月は、何故か忙しい、とブログでも書いたが、それは、講演準備、原稿書き、仕事の打ち合わせなどだが、それ以外にもある。昨日と今日が、それに該当するのだが、玄関にある備え付けの靴収納箱があるが、その箱の下部は、空間になっている。つまり玄関から上がる廊下の段の高さに相当する分だけの空きがあるので、そこに適当に靴などを置いていたが、見栄えがよくない、そこで、家内が通販で、その空間に合う靴箱を注文して組み立てたのだが、これが、少しだけ大きくてその空間に入らない。これは、困った、昨日は、組み立てた大きな靴箱をホームセンターに持って行って、電動ノコギリがあるので、そこで削ろうと思って、相談したら、とても無理、そもそも加工することはできない、むしろ電動サンドペーパーがいいのだろう、と言われ、2泊3日の貸し出しで、借りた。昨日の夕方、玄関で表面を削っていたら、ものすごい削り粉が、玄関に舞い散った。それでも、サンドペーパ―で削ればなんとか入ると期待して、何度も試みたが、どうしても無理だった。なんだ、これは、と憤慨してみても、何の解決にもならないことは、当たり前である。昨夜は床の中でも気になって、考えていたが、こうするしか手がないと思って、今日それを実行しようとした。夢の中では、何でも描ける。午前中は自分の仕事があるので、と思ったが、気になったので、試みた。完全に失敗だった。しかし、手が自然に動いて、詳細は省くが、発想の転換とは、このことか、と思うような、凄いアイデアで、うまくいった。自分としては、上出来の靴箱ができて、無事に収まった。子どもが、工作がうまくできて、先生に褒められたような気分になった。あいにく、家内は用事で夕方にならないと戻ってこないのだが、そこで、どうだ、と見せつけたいと思ったのである。ここまで書いたら、ちょうど今帰ってきた。後は、書かなくても、想像できるだろう。いくつになっても、駄目だと思っていたことが、うまくいくと、土俵際の打っちゃりか、逆転ホームランか、のような気持になる。たまには、こんなことも起きるのか、この世はまだ捨てたものではない。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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