楽しむほうが良い

昨日は月曜日、週始めなので、定例の事務局会議と、他に研究打ち合わせの2つのオンラインがあった。自分も歳をとったと感じるのは、自分は担当者ではなく、傍観者だということだ、と書くと誤解を生みやすいので、スタッフではなくマネージャだと書いた方が良いだろう。直接に仕事の中心にいるのではなく、周辺にいてアドバイスなどをする立場である。スタッフは、気を遣って自分を立ててくれているが、自分の方は、あまり前に出ないように、心掛けている、年相応に、やるべき仕事をこなせば良いと思っている。若い頃と違うのは、1つは時間である。直前に入るのが好きで、余裕を持ってというのは、性に合わなかった、ある時は、国内だが、この癖で、飛行機に乗り遅れた。今は、余裕のある仕事が好きになった、それだけ緊張感が薄くなったと言ってもよいが、時間に幅があるのは、時間だけでなく、気持ちに余裕が出てくるからである。2つは、同じようだが、スピードがゆっくりになった、じっくり文献などを調べる習慣ができた。昔は、高校の教師の時、他の先生から、いつも廊下を走っていますね、と皮肉を込めて言われていた。ゆっくりとは、他人の仕事を尊重する気持ちの表れと言っても良い。3つは、仕事以外の楽しみに、意味を見出したことである。例えば、温泉旅行、スポーツ、ガーデニング、買い物、読書などで、それぞれが、仕事とは別の楽しみをもたらしてくれる。これから先の時間が短いならば、大いに楽しめばいいではないか、と心境が変化したと言ってもよい。そして、最後が、健康維持である、つまりジョギングやスポーツジムや整体院などで、身体を丈夫にし、労わることである。仕事だけの人生ではつまらない、と思うようになったのは、実は最近である。人の生き方は、楽しむほうが良いのだ、価値観を変えることも大切なのだ。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。