日常と非日常の切り替え

昨日は土曜日、箱根のホテルを出て、近くの仙石原ススキ台に行った。朝9時だが、もう一杯の人出で、誰も考えることは同じのようだ。ススキに囲まれて歩くことは、なんと清々しいことだろうか、皆笑顔だ。すぐに帰宅したが、高速道路で渋滞に巻き込まれたのは、週末に行楽に出かける人が多いからだが、その気持ちは分かる、絶好の晴天で、積もり積もった自粛の覆いを外したいからである。渋滞を我慢して、帰宅したのは、13時半過ぎだったので、上等である。いつも宿泊した時の帰宅時刻は、午後の時間が使えるように、13時までには着くようにしている。ホテルを出るのは、昨日も同じで9時前である。一昨日、車の中で電話を受け取ったので、それが気になって調べ物をして処理をし、昨日中にやる、と予定に書いている原稿を送った。こうして、夕方のジョギングもして、夕食後は眠くてどうしようもなく、夜中起きることもなく、今朝までぐっすりと眠った。諸事について、けじめをつける、区切りをつける、ことを自分に課しているので、帰宅すると、しばらく、旅の余韻に浸りたい気持ちもあるが、老夫婦で、少し休んだら、すぐにスーツケースの中を片付け、元の場所に戻し、普段の生活パターンに戻るのである。すると、頭が切り替わり、仕事がスムーズにできるのは、宿泊旅行の知恵である。ホテルの食事は、バイキングで好きなモノを好きなだけ食べれるので幸せなのだが、それはその時だけで、そのスタイルを自宅に持ち込んだら、肥満になり病気になるだろう、つまり切り替えが必要で、自宅に着いた途端から、世界が別になる。楽しむ時と生活する時を区別して、非日常と日常を区別して、とは当たり前だが、こうすると毎日が楽しい。昨日、予定通り原稿を送った、それだけで、満足感があるのは、楽しさや満足感などは、どこにもある証拠である。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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