文化の違い

昨日は、評議員を務める地元の中学校の体育祭に来賓として招待されていたが、所用があって欠席した。今のご時世なので、開催は難しいだろうと思うが、中学生は、そんな大人の心配をよそに、精一杯頑張っただろう、学校には丁寧な文化があって、数日前教頭先生から電話で参加するかどうか、問い合わせがあった。自分は、招待状はいただいたが、返信の用紙もなく、欠席の予定だったので、そのままにしていたので、電話をいただいたのだと思う、どうも、思いのすれ違いで、申し訳なく思った。実は、こんなことは、よくある。出版社から原稿依頼があって、原稿を送っても、受領通知の返信がない。原稿はメールの添付で送るので、送り先のアドレスが正確かどうかも心配で、当然ながら返信が来るはずなので、催促メールを出したことがあった。その時は、編集者から、PDFにして校正をお願いする時に返信しようと思っていました、と、返信をもらったが、これも思い込みのすれ違いである。こんな些細なことで、相手との信頼関係が壊れていくのかもしれない。先の学校からの問い合わせでは、学校は、まだ紙文化と対面文化で、企業やIT系の団体は、メール文化とオンライン文化なので、やりとりのすれ違いが起きやすい。昨日も、IT系ではない企業との打ち合わせの予定があって、当然ながらオンラインだと思っていたら、電話だというので、意外だった。企業でも、電話文化があるのか、自分の感覚では、携帯電話は緊急以外には使わないので、どうも違和感がある。しかも、約束の時間にかかってこなかったので、失礼なと思って、メールを出したら、お詫びのメールが来て、今日に持ち越したのだが、世の中には、すれ違いが多い。その多くは、所属組織の文化の違いかもしれない。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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