仕事・生活・遊び

昨日は、夕方にオンライン打ち合わせがあったが、後は自由に仕事や用事を済ませた。午後に私用があって、ジョギングができないので、早朝ジョギングをした。これが爽快で、こんなに多くの人が走っているのか、朝6時台は、航空公園内は、ジョギング銀座であった。前のブログでも書いたことがあるが、ロンドンの広い公園を思い出す、単に仕事で数日間過ごしただけだが、ホテルの近くの公園が気に入って、旅人である自分には、何か楽園のように見えた。午後は、駅中にできたショッピング街で、家内と待ち合わせて、蕎麦屋で昼食を取り、買い物をして帰宅したのだが、所沢駅構内は、都心のようにお洒落な装いになって、平日なのに、人で溢れている。蕎麦が好きなので、久し振りに、そじ坊、という新宿のオフィスではよく通っていたチェーン店に入ったが、午後1時過ぎても満席だった、この界隈には、コロナは無かったのか、と勘違いするほどだ。ふと思う、考えたこともなかった、在宅勤務、まして、ワーケーション、オンライン会議など、仕事の仕方が、まるで変った。ワーケーションなどは、リゾート地で温泉でも浸かって仕事をしよう、と言うのだから、一昔前の人からは、叱られそうな用語である。仕事の仕方が変われば、生活の仕方も変わる、倫理観も変わる、以前なら、平日の昼間に用事を済ませるなどは、罪悪感でできなかったが、最近では、その感覚が薄れてきたし、逆に土日でも、平日と同じように仕事や研究をしている。仕事と生活や遊びの境界線が、無くなりつつある。逆に、それは、そのように固定化して考えていただけではないのか、そこから離れてみることも、大切なのであろう。帰らないと決めれば町はふるさとのような横顔を見せてくる(toron)、という句が月曜の新聞に載っていた。帰らない、という目で、つまり外から見るとか、旅人として見てみるとか、離れて見ると、故郷のような優しい面があったのか、という句だと解釈すれば、今のスタイルは、人に優しい仕事や生活の仕方ではないか、と思う。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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