昨日は平穏な1日であった、平日のスポーツジムに行って、午後7時から夕食を取りながら、テレビ番組を見た。NHKニュースで、菅総理が記者会見を行う光景が、生中継されていて、聞き入った。このブログでも何度か紹介したが、自分は菅総理には好意的な印象を持っている。仕事を着実にこなしていく実務家タイプで、今回のコロナ対策でも、10月1日から緊急事態宣言も蔓延防止措置も解除することになったが、終わってみれば、菅総理は、なかなかやるではないか、という印象を持ったのではないだろうか。官房長なら実務家でよいが、総理大臣ならもっとパフォーマンスとか表現力とか華が必要だという声も聞こえてくるが、官房長だろうと首相だろうと、仕事師のほうが、国民は安心して任せることができる。花はあっても実がないのは、意味がなく、うわべだけのごまかしに過ぎない、政治家は政策を実行する人であり、テレビ受けするタレントではない。もう1ヵ月自民党総裁選挙が遅ければ、菅さんは再選されたと思うし、本人もそのつもりだったろう。世の中は思い通りに行かないのが常であるが、本当にご苦労様でした、と拍手を送りたい。台風の烈しき風雨に羽化をする蝉もいるのだ運命なのだ(高田孝子)、という句が新聞に載っていたが、その通りかもしれない。運命と言えば、あきらめることと、思いがちだが、そうではないかもしれない。自分も含めて、ほとんどの人は、自分ではどうにもならない状況の中で、まるで河の水に流されるかのように、仕事をし、生きてきたが、それで良かった場合も、往々にしてある。自分も、コロナ禍で在宅勤務になって、むしろ良かった、と言うと世の反感を受けるかもしれないが、先のブログで書いたように、ワーケーションのような仕事形態であり、昔の姿には戻れない。慣れれば、その状況に応じて、居心地が良くなるようで、結局、人は運命を受け入れ、努力するしかない、というより、その方が楽しいのではないか。菅総理もこれで満足で、昨日は一世一代の晴れ舞台だったのではないか。