昨日は木曜日、というより、秋分の日で祝日だったが、曜日の感覚が無くなっているので、平日と変わらない。台湾からオンラインの予備テストがあった。参加して良かった、始めは大丈夫、慣れていると思ったが、思わぬことが起きる、肝心のファイルがない、とか、小さな操作のことが気になる、言われてみれば、留学生にとっては大一番なので、決してミスできない審査である、それを軽く考えていた、と反省した。いくつになっても、心構えというか、気のゆるみというか、些細なことだが、大切なことを学ぶ。もう分かった、などは、自惚れに過ぎないこと、研究も実践も知らないことばかりかもしれない。GIGAスクール構想によって、日本全国の学校現場に端末が入った、文科省も教育委員会も、ちゃんと使っているか、と気にしているが、調査によると、アプリの使い方、ネットのトラブル、OSの違いによる操作ミスなどで困っており、教員研修を希望する声が高く、その次が、授業での活用法だと言う。理念などは、実はどうでも良い、実践の困りごとを早く解決してほしい、と叫んでいるように思える。自分も所属団体も、GIGAスクール構想を推進する立場だが、本当に現場に役立っているのだろうか、操作の1つ1つの戸惑いに答えられるのか、ネットトラブルをすぐに解決できるのか、1人1台端末を生かした授業デザインを提示できるのか、と思った時、自信もなく、どこか小さな罪悪感さえ覚えた。コンピュータの仕組みを理解していることと、実際のトラブルに対応できることは、まったく別だ。現場で欲しいのは、町のパソコンショップか電気専門店で働く技術に長けた店員さんかもしれない、と思った時、自分は無能だ、と感じたのである。ただ、自分も実際に使っている、クロムブックも買ってOSの違いは分かる、プログラミングの経験はある、などが、慰めである。これからでも遅くはない、現場で使うアプリやOSやネットに対応できるようなスキルと経験を、自宅ではあるが、身に付けていきたい。