所沢駅のお昼時

昨日は、用事があって、お昼時間に久し振りに所沢駅に行った。自宅に最寄りの西所沢駅と違って、都市開発をしているので、まるで都心並みで、ここは新宿か渋谷かと見紛うような賑わいであった。駅が2階で、そのまま直結で西武デパートに、デパートから直結でマンションに、というように、車の動きを気にせずに移動できる。駅ビルには、洒落たレストランや、ここは銀座か思うような目を引く店が並んでいて、改札口を出ると、広場があって、待ち合わせができる席が用意されている。お昼時なのか、若い人たちが大勢歩いていて、銀ブラのように店を覗いたり、レストランで食事をしている姿を見ると、緊急事態宣言地域のことなど忘れてしまう。高校生が目に付く、この時間にと思ったら、9月1日、そうか、今日から始まったのか、嬉しそうに談笑している、久し振りに友達に会ったのか、今日は始業式で早く終わったのか、駅ビルは楽しさで包まれている。駅でアナウンスがある、今日は防災訓練の日なので、電車が少し遅れます、ご了承ください、の声を聞いて、昔と変わっていない、どこかはしゃぐ自分に気が付いた。家内と待ち合わせて、お蕎麦屋さんに入った、コロナ禍以前は、よく行ったが、新宿のオフィスビルにあるチェーン店の蕎麦屋さんで、何か新宿に行って仕事をしてお昼時間になったような錯覚を覚えた。駅ビルの中の大きな本屋で、欲しかった小説を買い、隣接のデパートで、ご執心のボールペンの芯を買ったが、外は小雨が朝からずっと降りっぱなしである。人が集まること、それはなんと心が弾むことなのか、雨など関係ない、吹き飛ばしてくれる、人は人によって生きていけるのだ。自粛で狭い家で、子供も親も巣ごもりの生活を続けたら、うつ状態になるだろう、新聞では児童虐待が急増していると言う。高校生が嬉しそうに歩いている、老いも若きも行き交っている、早くワクチンを接種して、人は人らしい生活をする方が良い。山に何故登るのか、そこに山があるから、は名言であるが、同じように、学校は何故素晴らしいのか、そこに子供がいるから、も正解だろう。子供がいない学校は、建物だけで、むしろ怖い存在になる。子供たちよ、新学期の学校生活を精一杯生きよ。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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