昨日はブログでも書いた通り、岡山に出張した。対面での講義と演習なので、3時間の研修だが、参加された先生方のお蔭で、また担当指導主事のお蔭で、なんとか少しお役に立った。このように、お陰で、とか書くと、社交辞令のように思えるが、決してそうではなく、本心なのだ。演習はプログラミングであるが、自分も本を出版しているので、あまり気にしていなかった、長い間、プログラミングの経験もあるし、仕組みはよく理解しているのだが、実技は、また別の世界なのである。言語はスクラッチだが、バージョンが違って、オンラインになって、かつ、機種がGoogleOSなので、操作が違う。幸い、自宅にクロムブックを買っておいたので、少しは慣れているが、研修室では、別の機種やクラウド環境、特に外部者が利用する時の、セキュリティが厳しく、共有も難しいことが、行ってみて、操作してみて、始めて分かった。事前に慣れていないことは、誰でも焦る、困った、どうしたらいいだろうか、と思う場面が何回もあった。考えてみれば、それは仕方のないこと、事前の策として、共有フォルダーのアドレスをQRコードにして送信し、その印刷資料からアクセスできるようにしたが、これで救われた。一応、出来ることはやったのだ、後は出たこと勝負だと、丁か半かの博打うちのような気持になって、ここはどうしたらいいかな、とか、誰かこのブロックを知りませんかと、操作のデモ画面をスクリーンに映しながら、マイクで受講生に呼び掛けると、後ろの方から、ここだ、とか、聞こえてくる。そうか、ありがとう、確かにあったと、まるで掛け合い漫才のような光景になった。勉強不足なのだから、仕方がない、システムもOSも違うから、先生も生徒も関係ない、そう思っていたら、3時間の対面研修があっと言う間に過ぎていった。前列の先生方の隣同士で話し合うつぶやきが、聞こえてくる。それは、はしゃぐ子供のような嬉しそうな声だった。本当に、昨日は、先生方に救われたのだ、自分の力不足を、補ってくれたのだ。