昨日は、小さな行き違いと小さな満足感の両方が混じった、忙しい1日だった。午前、オンライン打ち合わせがあったのだが、どこを探してもメールに連絡が入っていなかった、しかも、オンラインが不調で、時々フリーズしてしまう。何か、不安になって、今日オンラインセミナーで話すのだが、自宅からではなく、都内の会場に行くことにした。担当者に要請されたからである。ネットは、原因は分からず、駄々をこねる幼子のように、時々言うことを聞かない。午後は、市内の教育センターで、研究員の先生方を対象に、講演をした。それ以外にも、研究員の先生方の中間発表を聞いて、コメントをした。実は、そのコメントの資料を午前中に探していた時、携帯に電話が入って、急なオンライン打ち合わせになったので、焦ったのである。市内の教育センターでは、今年は3回講演をすることになっていて、昨日は2回目であった。もちろん、すべて違う内容であるが、今回は、特に担当指導主事から、別の要請があったのだが、今思うと、それが有難かった。その時は、準備した資料と別の資料か、と思ったのだが、それで、いろいろ脳を活性化することができる。学生なら試験があるから、選手なら大会があるから、教員なら公開授業があるから、大学教員なら学会で発表するから、努力するのは、ごく普通のことで、幸せなことなのである。いや、忙しくて、という不満は、よくあることだが、今の自分には、在宅勤務で通勤時間がないだけ、その仕事に集中することができる。いろいろな気付きがあって、受講の先生方が、ほぼ90分熱心に聞いてもらい、メモを一生懸命取られていたので、自分も少しは役立ったのか、という満足感があった。今思えば、テーマの変更という依頼が、新しい思考回路を作り出して、自分も納得する講演になった。予定外のこと、それは、今の自分には、チャンスであり、決して邪魔ではない。帰宅してジョギングをし、夕方もオンライン会議があって、忙しい1日が終わった。