大雨の日

昨日は日曜日、いつもながら休日の過ごし方がある。午前中は書斎で机に向かい、午後は、お中元の返礼の買い物をするので、駅前に歩いていった。25分かかるが、健康に良いので、老夫婦は、なるべく徒歩で出かけるようにしている。久しぶりに、駅近くのスパゲティー店で昼食をとったが、渡り蟹パスタが好きで、コロナ禍以前は、この店によく来た。窓際の席がお気に入りで、2階から眺める光景が、どこかヨーロッパを思わせる。食後のコーヒ―も、ゆったりとした気持ちに寄り添って、その香りが楽しめる。駅は、全体がきらびやかな商業施設になって、老いも若きも、休日を楽しんでいる。昔と変わらない密な空間で、自粛とは言え、庶民はそれなりに楽しむ術を知っている。家内との買い物を済ませて、自分は、駅と自宅を結ぶ道路に面しているスポーツジムに行って、帰宅した。ジムを出たとき、空は曇り空だったが、1分も経たない内に、猛烈な大粒の雨が降ってきた。食事をしている時、買い物をしている時、積乱雲が覆っているが、空は青く真夏の天気だったが、一転して、大雨が地面を叩きつけ、大音響の雷が鳴っている。傘は持っているが、帰宅途中の市民図書館の広場の屋根の下で、雨宿りをした。小さな男の子が、この土砂降りが嬉しいのか、雨の中ではしゃいでいる。小さい時は、何でも嬉しいのだ、と思いながら、帰宅した。昨日は、猛暑の夏の時間と、雷のとどろきと猛烈な土砂降りの時間、の両方を体験したが、どれも良いだろう。毎日を平穏で無事に過ごすことは、そうありたいと願っても、無理なことで、食後のコーヒーを楽しむような平穏無事な日もあり、稲妻の光を伴った大雨に打たれて避難する緊急の日もある、そんな生活が、自然なのであろう。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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