梅雨の季節

昨日は、月曜日、週の始めなので、定例のオンライン会議がある。その他の仕事を済ませて、ジョギングをして夕方整体院に行った。朝から青空で、まるで夏のような日差しで、汗でびっしょりになる。昨日、走ったコースは、西方向で小川や畑が広がる光景で、NHKの小さな旅で紹介されるような、ラジオの昼の憩い、の音楽が聞こえるような、のどかな地帯なのである。走りながら、先の会議で、あれはこうしたほうがいいのではないか、こう言えば良かった、など後になって思い出すが、その時には、思いつかなったのだろう、脳のどこかに断片が残っているようだ。今の梅雨の季節には、アジサイと立葵を、家々の庭先に見かける。真っすぐ上に向かう立葵は、夏のヒマワリのような存在感があって、さすがは徳川家の葵の御紋か、と思わせる。アジサイは、どこか淡い存在で、遠慮がちに咲いているような印象があって、雨に降られる毎に、色がさらに薄くなっていく。今朝は、昨日と打って変わって、小雨が降っている。しとしと、の擬態語が似合う、梅雨そのものである。人は我がままで、雨が降ると、晴れるとジョギングがしやすい、と思い、晴れると、今年の梅雨はどうなのか、野菜は育つのか、と思う。会議も同じかもしれない、今日は良い内容だった、が、こうすれば良かった、と、いつも逆のことを後で思いだすようだ。梅雨の季節も、夏のような晴天もあり、大粒の雨が降る時もあり、小雨に煙る時もある。昨日は朝刊に歌壇のある日で、こんな句があった。立葵競い合いては雨を呼び(腰山正久)は、上に向かって伸びる立葵は、雨を呼びこむ姿である。空と海どちらの青も夏の青(服部芳郎)は、夏には青が良く似合い、まるで昨日の天気のようだ。梅雨が終わり、夏が来て、五輪も成功して、コロナも終息する日を待っている。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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