会議の良し悪し

昨日は、午前に原稿を書いて送り、午後は2つのオンライン会議があった。誰でも、ワクワクするような原稿や気楽な会議と、うーんと考え込むような原稿や気が重い会議があるだろう。原稿や会議だけでなく、講演も審査も、ジョギングすら、気が向く時と腰が重くなる時がある。土日はスポーツジムに行くようにしているが、その時でも、筋トレしよう、プールで泳ごう、と意気込む時もあれば、今日は止めたいと思う時がある。いろいろ経験してくると、意気込む時は結果が満足で、止めたい時は結果が不満足になる、という訳ではない、ことが分かってくる。始めと結果は、異なるのが通常らしい。計画と評価は異なるので、PDCAの仕組みができたのだろう。昨日の会議も同じで、ある会議は、始めはどこか気が重かったが、会議が始まると、主張すべきことは主張し、聞くことは聞き、すべて出し切ったので、参加して良かった。会議の始めでは、分からないのである。やってみて、その場に入ってみないと、誰も予測できない、それをあたかも劇のストーリのように決まっていると考えることが、誤りなのだろう。人は、往々にして、これまでの経験から、事前に推測しがちであるが、もちろん、事前に予測し、計画し、対応策を考えることが誤りではないが、実際には、その場になってみないと、状況によって、変わってしまう。zoomの会議だったので、自分の顔の表情が見える、ふと思った。尊敬する、大阪大学の故水越先生が、君の話は、赤堀節だね、と言われたことがあった。どうも、そのように言われていたらしい。昨日は、言いたいことがあって、思わず力が入っていたようだ。終わってみたら、心に爽やかな風が吹いたようで、どこか気持ちが華やいだ、なるほど、良き会議だった。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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