昨日は、週始めで定例のオンライン会議の他に、オンライン打ち合わせ、対面での研修会があって、忙しい1日だった。定例の会議はいつも順調で、前向きな活動が多いのは、企業で言えば、たぶんK文字の斜め上向き業種になるのだろう。オンライン打ち合わせは、所属団体の総会プログラムについて、担当者とのすり合わせなので、これも順調であった。以上が、所属団体に関わる仕事で、対面の研修会の方は、講演とか研修会なので、仕事の質が異なる。振り返ってみると、今までは講演とか研修会などの教育研究が自分の存在を証明すると思っていたが、所属団体の仕事も、対外的には、こちらの存在が大きい。誰でも、いくつかの顔を持って、仕事をしているだろう。自分は、団体としての顔と研究者としての顔であり、端的には、一般社団法人ICT CONNECT 21会長と東工大名誉教授の肩書と言ってもよい。これまでは、東工大のほうが比重が大きかったと思うが、今では、どちらも同じ、対外的にはICON会長で仕事をするほうが多い。自分は、教育と研究以外は何も取り柄がないと思っているので、自分でも意外な感じがするが、人の生き方とはそのようなものだろう。夕餉は録画したテレビ番組を見ながらの食事で、明治の鹿鳴館の花と言われた大山捨松の生涯だったが、会津藩の家老の娘で、アメリカに留学し、薩摩藩士出身の大山巌と結婚して、女性として思う存分の活躍をした映像だった。会津藩と薩摩藩の取り合わせだけでも当時としてはあり得ないことで、多くの逆境を乗り越え、頭の良さや美貌も持ちあわせ、幸せな晩年を送ったと言われるが、女性の敗者復活戦の言葉が、素晴らしかった。人は、いつでも逆転できる、自分は苦手とか性に合っていないとか思っていても、いつどこでそれが主役になるかもしれない。人生とは、計算できないものである。