大学の会議

昨日は、久し振りに対面の会議であった。白鴎大学の理事会評議員会で、昼食を挟んでの対面会議で、なにしろ栃木県の小山市なので、通勤に時間がかかり、ほぼ1日を予定しなければならない。かつては、よく電車通勤していたと感心するが、当時は朝5時57分に自宅を出て新幹線通勤をしていたが、慣れてしまえばなんともないが、今では無理である。昨日は、往復とも在来線で、各駅停車なので、大宮から小山まで50分かかるので、片道2時間以上かかる。しかし、この50分、往復なので100分が有難く、読みたいと思っていた、失敗の科学、と仕事上の冊子を、夢中で読んだ。1000円支払えばグリーン車に乗れる、小さな机を出して、本でもパソコンでも置けるので、仕事もできる、極めて快適なのである。論文以外は、書斎ではなかなか読む時間がなく、ゆっくりと読んで、時々、目を外に向けると、大宮から北方向に向かう地帯には、畑や林など、緑で敷き詰められたような場所が多く、人家が点在する光景が続く。駅前であっても、人通りは少なく、商店街などはほとんどなく、どうして暮らしているのだろうか、と思うと、子供や若者がいることは貴重なことなのだ、と実感する。会議は、決算や事業報告が主な内容だが、その後の質疑、というより感想やコメントが面白い。小山に来るといつも思うのだが、大学は何故楽しいのか、それは学生がいるから、学校は何故素晴らしいのか、それは子供がいるから、公園は何故ホッとするのか、それは幼児がいるから、なのである。何故山に登るのか、と同じことであり、そこに人がいるからで、その存在自身が、楽しさや喜びやすべてを、もたらしてくれるのだ。時に、苦しみや悲しみを持ってくることもあるが、それで良い、もがきながら、失敗をしながら、子供や若者は成長していく。失敗の科学は、失敗と言う宝物を生かそう、という趣旨だが、教育にとって、きわめて大切である。昨日は、初夏のような日差しの中で、教育の揺りカゴにたっぶり浸かって、教師の顔になった。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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