mustとwant

昨日は日曜日、オンライン会議はなく、土日は少し気ままな曜日である。が、昨日が締め切りの審査、正確には今日が締め切りだが、今日は都心に行くので時間がない、があって、午前中はそれに集中して終えなければならない。人は、このようにmustで仕事をするが、やっていく内に、その中に引き込まれていくのは、誰も経験しているだろう。英語が正しいかどうかわからないが、wantに変化するのである。審査なので、内容には触れないが、徐々にその浅さや深さ、申請者の意図が見えてくる、これは適当に書き流している、これは思わず相づちを打ちたくなる、など、手に取るように伝わってきて、審査する側が勉強になる。歳をとってくると、審査系の仕事が多くなって、年中審査をしているような気がする。頭の芯が痛くなるような論文審査もあるが、そのような難解な内容でも、調べたり何回も読んだりしていると、ふと気付くこともある。研究と同じかもしれないので、どこか惹かれる。昨日は、スポーツジムの日である。午後の早い時間に出かけたが、前半はランニングマシーンと筋トレで、後半はプールである。正直に言うと、昨日は気持ちの良い快晴の天気なので、公園をジョギングしようかなど考える。スポーツジムに行くと2時間半の時間を費やすが、ジョギングは1時間で済む、という時間もあるが、どこかmustの気持ちがあって、出かけるのである。が、ランニングでびっしょり汗をかくと、やって良かった、と思い、プールでその汗を流して、同じフロアだが屋外にあるジャグジーに身体に浸していると、天国のような気がして、wantに切り替わる。特に昨日は快晴だったから、温泉宿かリゾートホテルに行ったと同じである。mustがwantになるから、仕事でもスポーツでも続くのだろう。拡大解釈すれば、物事は、苦しさだけはなく楽しさに転嫁する。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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