ジョギングと中学生

昨日はオンライン理事会が2つあった。3月は役員会の時期とは言え、10以上もあると、どこか気疲れする。自分の立場では、何か話さなければならないから、別に準備はしないが、気遣いをするので、疲れるのかもしれない。自分の年齢では、これが仕事だ、と思いながらも、プレイヤーとマネージャーなら、現場であるプレイヤーの方が好きだ。時間の合間に、原稿書きをしたり、出版の構想を練ったり、資料を作ったりしているが、いくつになっても、それで充実感を味わっている。そして、運動することで、心身のバランスをとっている。昨日は、夕方、西方向にジョギングをした。もう、この桜は満開か、こちらはまだ4分咲きか、と思いながら走っていると、子供や年配者が、写真を撮ったり、のんびり眺めたりしている。西方向のコースは、東川という小さな川沿いに走るのだが、農家や畑などがあり、ある場所に、今は無くなったが、春の小川の歌詞を書いた看板が置いてあったので、その川のイメージは伝わるだろう。川を挟んだ向こうの歩道を、女子中学生3人が下校している。自分の走る方向に向かってくるが、対岸なので、その様子がよく見える、マスク越しに合唱をしている、仲良しなのだろう、マスクで見えない顔が笑っている、何か良いことがあったのか、と思っていると、同じように、大勢の中学生がこちらに向かってくる、手に工作の作品や大きな手提げ袋を持っていて、どこか嬉しそうだ、そうか、今日は終業式かもしれない。自分は、地元の中学校の評議員をしているせいか、受け持ちの生徒のような気持がして、下校する生徒をこのまま見守っていたい、と思った。ふと、昨日の原稿に書いた、well-beingの言葉を思い出した。君たちは、今、幸せか、つらいことはないか、いじめられていないか、いつまでも君たちの幸せが続くように、応援するから。幸せな子供を見ると、人は人に優しくなれる。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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